
遺伝子改変動物の作製サービス


ゲノム作業工程
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- ターゲット遺伝子決定
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- ターゲット遺伝子のシークエンス解析
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- gRNAのデザイン、切断活性試験、調製(ノックインの場合はドナーDNAの準備)
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- 使用系統の選定と購入
- 過剰排卵処置
- 受精卵採取
- マイクロインジェクションまたはエレクトロポレーション
- 胚移植
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- 妊娠・出産・哺育・離乳
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遺伝型解析
- T7 assay / PCR / PCR-RFLP等による1stスクリーンニング
- シークエンス解析による遺伝子改変動物(マウス・ラット)の同定
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F1系統化
- 自然交配 / 体外受精による後代取得
- 遺伝型解析
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表現型解析
- 自然交配 / 体外受精によるホモ化
- 遺伝型解析
- 育成→︎試験
生産供給
自然交配/体外受精によるホモ化 ホモ個体を用いた大量生産供給 定期的生産作業系統保存
体外受精による受精卵作製 ガラス化法による凍結保存 長期保存(液体窒素タンク)


ゲノム編集技術による
作出サービス
2013年に登場した「CRISPR / Cas9システム」により、これまで遺伝子改変動物の樹立が困難とされてきた動物種、または系統で次々と遺伝子改変動物が誕生し、動物実験の様相が大きく変化しました。
株式会社特殊免疫研究所は、この革新的技術の「CRISPR / Cas9システム」ーゲノム編集の使用許諾をBroad Instituteより得て、本サービスをご提供しております。
作製可能な変異体タイプ
遺伝子導入(変異)
- SNPsモデル
- tag挿入
- 数十bpの塩基配列挿入タイプ
- ヒト化_ヒト遺伝子 (cDNA)
- レポーター遺伝子
- Cre遺伝子
- コンディショナル変異
遺伝子破壊
- フレームシフト体タイプ
- 終止codon挿入タイプ
- コーディング領域欠失タイプ
コンディショナルノックアウト
- flox個体
対応可能な動物種および系統
本作業の標準系統は、マウスではC57BL/6やBALB/c、ラットではoutbred-3系統とinbred-3系統となりますが、受精卵を採取し、体外での胚操作が可能なマウス・ラットの系統であれば対応可能です。
マウス
- C57BL/6
- BALB/c
- DBA
- ほか特殊系統も対応可能です。
ラット
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- Outbred:
- Wistar
SD
Long-Evas
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- Inbred:
- F344
LEW
WKY
- ほか特殊系統も対応可能です。
ゲノム編集技術を用いたヒトDNA配列導入技術 (Combi-CRISPR法) の利用

- ゲノム編集技術を用いて標的遺伝子のヒトcDNA(1~8kb)を挿入。
- 受精卵へのマイクロインジェクション技術を用いて作製可能。
- 疾患モデルを利用した遺伝子改変を行い、表現型解析が可能。

トランスジェニック
作製サービス
BACクローンとRed/ET技術を用いて作製する組換えBAC トランスジェニック (Tg) マウス・ラットは、200kbにおよぶ巨大なゲノムDNA配列の組換え体を直接導入されたTg動物です。コアプロモーターに加えて、組織特異的エンハンサーを含む発現ユニットを全て導入できるため、BACクローンライブラリーを準備することで、発現制御領域の情報が不足している遺伝子を標的としたTg動物を作出することが可能となります。また、イントロン等のエキソン以外の配列もベクターの一部として全て組み込むことができるTg動物です。
Red/ETテクノロジーと
ゲノムライブラリー
を利用した
組換えゲノム発現ベクターの構築
ゲノムライブラリー
を利用した
組換えゲノム発現ベクターの構築

パルスフィールド電気泳動による
高分子DNAフラグメントの精製
高分子DNAフラグメントの精製

マイクロジェクション・
サザンスクリーニング
サザンスクリーニング



